きれいな目元

長くて濃いまつ毛は、美しい目元を作るに欠かせない存在です。まつ毛の育毛を目的とした、さまざまな商品が市販され、ネットやSNS上では多種多様な育毛方法が紹介されています。まつげエクステや美容液の塗布などを利用する人も増えていますが、すべての方法が効果的というわけではありません。使い方を間違えたり、根拠のない方法でお手入れすると、まつげや目にトラブルが発生するリスクもあります。すべての情報を鵜呑みにせず、正しい知識を持つことが、まつ毛育毛の第一歩です。

まつげを伸ばす効果的な方法とは

本来持っているまつ毛を伸ばし、美しい自然な目元を作る方法を、まつげの育毛と言います。まつげエクステは一般に多く浸透していますが、人工のまつ毛をまぶたに装着する施術方法なので、自まつ毛を伸ばす方法とは区別されます。

自分のまつ毛を伸ばすには、成長に必要な栄養を毛に送ることです。まつげは毛根にある毛母細胞から伸び始め、成長期・退行期・休止期を経て脱毛、新しい毛と入れ替わるというサイクルを、30~100日周期で行っています。

まつげは何もしなくても成長しますが、健康なまつげを作るには、食事から栄養を摂ることが効果的です。栄養のバランスがとれた食事を通して十分な栄養素を吸収すると、血行の流れが良くなり、成長を促進します。栄養が不足しないよう1日3食を心がけることも大切です。とくに朝食は体温を上げ、その日のエネルギー源として使われますので、欠かさず食べるようにしましょう。

夕食は遅くとも就寝する3時間前までには済ませておくことも、まつげを育てるポイントになります。身体が睡眠中に消化を続けていると、眠りが浅くなりがちで、まつげの成長に影響を与えます。就寝前の過ごし方も大切で、この時間帯に自律神経が副交感神経よりも活発になると、寝付きが悪くなり、眠りの質が下がってしまいます。そうするとまつげの成長が妨げられる恐れがありますので、眠る前は明日の準備を済ませ、物静かに過ごすようにすると良いでしょう。

まつ毛が成長しやすい環境を作ったら、成長を促す方法を取り入れましょう。具体的にはまつげを伸ばすのに有効な成分を塗布することです。育毛に有効とされるアイテムはいくつかありますが、すべてのものが有効とは限りません。

まつげ美容液は育毛アイテムとして人気があり、さまざまな種類のものが市販されています。なかには塗ると、長くて濃いまつげに育つことが期待できるなどとアピールしているものもありますが、美容液は化粧品に分類されますので、美容液だけ塗っていても、成長したり、毛が太くなることはありません。美容液は毛を伸ばすというよりも、美容成分を補い、まつげをつややかに保つのに役立ちます。まつげ美容液は、育毛のサブ的なアイテムとして利用すると良いでしょう。

SNSでは、さまざまなまつ毛の伸ばし方が紹介されています。推奨されているアイテムには、育毛成分が含まれていないなど、医学的には根拠のない方法がほとんどです。なかには効果を得られたという人もいますので、試す価値はないとは言えませんが、目に入るとトラブルが発生する可能性があるなど、リスクをよく理解してから試みることが無難です。

まつげを伸ばしたいのなら、まつげを伸ばす専用の薬を塗布することをおすすめします。専用の薬には、ビマトプロストが有効成分とするものがほとんどで、医療機関や美容クリニックで処方してもらえます。この薬には先発医薬品をはじめ、後発医薬品(ジェネリック)も登場していますので、医師と相談して自分の条件にあったものを選ぶと良いでしょう。塗布の仕方など、初めに医師から説明を受けてから、使用を開始します。
効き目を実感する期間には個人差がありますが、1ヶ月が目安と言われています。効果が出てからさらに2~3か月ほど継続すると、さらなる成長を実感するでしょう。

まつげを伸ばす薬を利用するには、初めにクリニックなど医療機関で診察を受け、処方箋を出してもらう必要があります。自由診療なので、薬代のほか交通費や診察代はすべて自己負担です。継続して使用する場合は、さらに費用が上乗せされます。
また、まつげを伸ばす薬のほとんどは、使用をやめると効果もなくなってしまいます。まつげの状態をキープしたいなら、使い続ける必要が出てきます。まつげを伸ばす薬には、コストがかかる、効き目を持続させるために継続して使用するなどのデメリットはありますが、薬は医薬品に分類されています。有効成分の働きで効果が期待できますし、医師の指導のもと、安心して使用するというメリットは大きいと言えるでしょう。